親の介護が始まったらまずすべきこと
「もしかして、親の介護が必要になるかも…」そう感じ始めたら、何から手をつければ良いのでしょうか? 初めての介護は、誰にとっても不安でいっぱい。この記事では、介護が必要になった時にまず知っておくべきこと、特に要介護認定とケアマネジャーについて、わかりやすく解説します。一歩ずつ、焦らずに進めていきましょう。
介護の第一歩:現状把握と心構え
介護は、ご本人にとっても、ご家族にとっても、大きな変化をもたらします。まずは、落ち着いて現状を把握することが大切です。具体的には、以下の点を確認してみましょう。
- 親御さんの身体状況:日常生活で何に困っているか、どの程度のサポートが必要か
- 親御さんの認知機能:物忘れの程度、判断能力の変化
- 住環境:自宅での生活に支障がないか、バリアフリー化の必要性
- 経済状況:介護費用の準備、利用できる制度
- 家族の状況:介護に協力できる家族がいるか、仕事との両立
これらの情報を整理することで、今後の介護計画を立てるための基礎となります。また、介護は長期にわたる可能性もあります。無理のない範囲で、家族みんなで協力し、情報交換を密にすることが大切です。一人で抱え込まず、困ったときは専門機関に相談することを心がけましょう。
要介護認定とは?
介護保険サービスを利用するためには、要介護認定を受ける必要があります。これは、介護が必要な状態かどうかを判定するもので、市区町村の窓口で申請を行います。
要介護認定の流れ
- 申請:市区町村の窓口、または地域包括支援センターで申請します。
- 訪問調査:市区町村の職員が自宅を訪問し、親御さんの心身の状態について聞き取り調査を行います。
- 主治医意見書:市区町村が親御さんの主治医に、医学的な意見書作成を依頼します。
- 審査判定:訪問調査の結果と主治医意見書をもとに、介護認定審査会が審査・判定を行います。
- 認定結果の通知:市区町村から認定結果が通知されます。
要介護認定には、要支援1・2、要介護1~5の区分があります。区分によって利用できるサービスや、利用限度額が異なります。
申請の際の注意点
申請の際には、親御さんの状態をできるだけ具体的に伝えましょう。日常生活で困っていること、できないことを細かく伝えることで、適切な認定を受けやすくなります。また、訪問調査の際には、ご家族も同席し、状況を補足することも有効です。
ケアマネジャー(介護支援専門員)とは?
要介護認定を受けたら、ケアマネジャーを探しましょう。ケアマネジャーは、介護保険サービスを利用するためのケアプランを作成し、サービス事業者との調整を行う専門家です。
ケアマネジャーの役割
- ケアプランの作成:親御さんの状況や希望に合わせた介護計画を作成します。
- サービス調整:訪問介護、デイサービス、福祉用具のレンタルなど、必要なサービスの手配を行います。
- 定期的なモニタリング:サービスが適切に提供されているか、親御さんの状態に変化がないかなどを定期的に確認します。
- 相談対応:介護に関する様々な相談に応じ、情報提供やアドバイスを行います。
ケアマネジャーは、介護の頼れる相談相手です。困ったことや不安なことがあれば、遠慮なく相談しましょう。
ケアマネジャーの選び方
ケアマネジャーは、相性が大切です。以下の点を考慮して、信頼できるケアマネジャーを選びましょう。
- 経験と知識:介護に関する豊富な経験と知識を持っているか
- コミュニケーション能力:親御さんやご家族の話を丁寧に聞き、分かりやすく説明してくれるか
- 人柄:親身になって相談に乗ってくれる、信頼できる人柄か
- 事業所の評判:口コミや評判を参考に、事業所の信頼性を確認する
複数のケアマネジャーと面談し、相性を確認することをおすすめします。合わないと感じたら、変更することも可能です。
ケアマネジャーはどこで探すの?
ケアマネジャーは、以下の場所で探すことができます。
- 地域包括支援センター:お住まいの地域の地域包括支援センターに相談すると、ケアマネジャーを紹介してもらえます。
- 居宅介護支援事業所:居宅介護支援事業所は、ケアマネジャーが所属する事業所です。インターネットや電話帳で探すことができます。
- 病院や介護施設:病院や介護施設に相談すると、連携しているケアマネジャーを紹介してもらえる場合があります。
介護はチーム戦!
介護は、決して一人で抱え込むものではありません。家族、ケアマネジャー、サービス事業者など、様々な人が協力して、親御さんを支えるチーム戦です。困ったときは、遠慮なく周りの人に助けを求めましょう。また、介護サービスだけでなく、地域のボランティアや、家族会など、様々な支援を活用することもできます。
介護は大変なこともありますが、親御さんと向き合い、感謝の気持ちを伝える良い機会でもあります。笑顔を忘れずに、前向きに介護に取り組んでいきましょう。

