「最近、病院に行く回数が増えて、医療費が気になるなぁ…」と感じていませんか?60代になると、若い頃に比べてどうしても体の不調が出やすくなりますよね。私も、若い頃は健康そのものだったんですが、最近は血圧が気になったり、膝が痛くなったり…。朝は空気が澄んでいて気持ちがいいので、軽い散歩を日課にしているんですが、それでも病院とは縁が切れなくて。
医療費の負担、少しでも抑えられたら嬉しいですよね。そんな時に知っておきたいのが「高額療養費制度」です。なんだか難しそうな名前ですが、仕組みを知れば、医療費の不安をぐっと減らすことができます。今回は、この制度について、わかりやすく解説していきますね。
高額療養費制度ってどんな制度?
高額療養費制度とは、医療機関や薬局で支払った医療費が、ひと月の上限額を超えた場合に、その超えた分が払い戻される制度のことです。つまり、「医療費が高くなりすぎても、一定の金額以上は負担しなくていいですよ」という、私たちにとって心強い制度なんです。
例えば、もし入院して手術を受けることになった場合、医療費が数十万円になることも珍しくありません。でも、高額療養費制度を利用すれば、自己負担額を抑えることができるんです。
ただ、高額療養費制度を利用するには、いくつか条件があります。難しく感じるかもしれませんが、一つずつ見ていきましょう。
自己負担限度額はいくら?
高額療養費制度で払い戻しを受けるためには、まず「自己負担限度額」を知る必要があります。この金額を超えた医療費が払い戻しの対象になるからです。自己負担限度額は、年齢や所得によって異なります。
年齢による区分
高額療養費制度は、70歳未満と70歳以上で自己負担限度額が異なります。今回は、私たち60代が対象なので、70歳未満の自己負担限度額について詳しく見ていきましょう。
所得区分による自己負担限度額(70歳未満の場合)
自己負担限度額は、所得によって細かく区分されています。ご自身の所得区分を確認して、以下の表で自己負担限度額を確認してみましょう。
| 所得区分 | 自己負担限度額(月額) | ( )内多数該当の場合 | 適用される方 |
|---|---|---|---|
| 区分ア | 252,600円+(医療費-842,000円)×1% | 140,100円 |
|
| 区分イ | 167,400円+(医療費-558,000円)×1% | 93,000円 |
|
| 区分ウ | 80,100円+(医療費-267,000円)×1% | 44,400円 |
|
| 区分エ | 57,600円 | 44,400円 |
|
| 区分オ | 35,400円 | 24,600円 |
|
※多数該当とは、過去12ヶ月以内に3回以上高額療養費の支給を受けている場合、4回目以降の自己負担限度額が軽減される制度です。
ちょっと難しい数式が出てきましたが、ご安心ください。多くの方は「区分ウ」に該当すると思います。例えば、区分ウの方が、1ヶ月の医療費が30万円だった場合、自己負担限度額は80,100円+(300,000円-267,000円)×1% = 83,430円 となります。この場合、約216,570円が払い戻されることになります。
「自分は夕方派。理由は、一日の終わりにゆったりと情報収集できるから」。高額療養費制度の情報を夜にじっくり調べて、自分はどの区分に当てはまるのか、確認してみるのもいいかもしれませんね。
高額療養費制度の手続き方法
高額療養費制度を利用するには、いくつかの手続きが必要です。ここでは、一般的な手続きの流れと、注意点について解説します。
手続きの流れ
- 医療機関で受診・支払い:まずは、医療機関で受診し、医療費を支払います。
- 申請書の準備:加入している健康保険組合や市区町村の窓口で、高額療養費支給申請書を入手します。多くの場合は、健康保険組合のウェブサイトからダウンロードすることも可能です。
- 申請書の記入:申請書に必要事項を記入します。医療機関の領収書や、健康保険証などが必要になりますので、事前に準備しておきましょう。
- 申請書の提出:申請書を、加入している健康保険組合や市区町村の窓口に提出します。郵送で提出できる場合もありますので、事前に確認しておくと便利です。
- 審査・支給:申請書が受理されると、健康保険組合や市区町村で審査が行われます。審査が完了すると、指定した口座に払い戻し金が振り込まれます。
手続きの際の注意点
- 申請期限:高額療養費の申請には期限があります。診療を受けた月の翌月から2年以内ですので、忘れずに申請しましょう。
- 領収書の保管:申請の際には、医療機関の領収書が必要になります。紛失しないように、きちんと保管しておきましょう。
- 事前申請:事前に「限度額適用認定証」を申請しておくと、医療機関での支払いを自己負担限度額までにとどめることができます。入院などで高額な医療費がかかることが予想される場合は、事前に申請しておくと安心です。
高額療養費制度をもっと詳しく知るために
高額療養費制度は、複雑でわかりにくい部分もありますが、私たちの生活を支える大切な制度です。もし、もっと詳しく知りたい場合は、以下の窓口に相談してみるのも良いでしょう。
- 加入している健康保険組合:健康保険組合の窓口では、個別の状況に合わせた詳しい説明を受けることができます。
- 市区町村の窓口:市区町村の窓口でも、高額療養費制度に関する相談を受け付けています。
- 厚生労働省のウェブサイト:厚生労働省のウェブサイトでは、高額療養費制度に関する詳細な情報が掲載されています。
まとめ
今回は、高額療養費制度について解説しました。自己負担限度額や手続き方法など、少し難しい部分もありましたが、理解することで、医療費の不安を軽減することができます。
60代からの生活は、健康が何よりも大切です。高額療養費制度を上手に活用して、安心して医療を受けられるように、しっかりと備えていきましょう。
私も、これからも健康に気を付けて、毎日を楽しく過ごしたいと思います。皆さんも、無理せず、自分のペースで健康管理を続けてくださいね。

