「最近、物忘れが少し多くなったかな…」そう感じることはありませんか? 歳を重ねると、誰もが介護について考える時が来るかもしれません。そして、介護と聞くと気になるのが「費用」のこと。漠然とした不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
私も実は、自分の両親の介護について考え始めたのがつい最近なんです。朝は空気が澄んでいて気持ちがいいので、近所の公園を散歩しながら、将来のことをあれこれ考えています。介護が必要になった場合、どんな費用がかかるのか、どのくらい準備しておけばいいのか…。知っておくことで、少しでも安心できるはずです。
この記事では、介護費用の種類と目安について、在宅介護と施設介護、それぞれの費用感をわかりやすく解説します。ぜひ、ご自身の状況に合わせて参考にしてみてください。
介護費用の全体像を知っておこう
介護費用と一口に言っても、様々な種類があります。大きく分けると、介護保険サービスを利用する際の費用と、それ以外の費用です。まずは、全体像を把握しておきましょう。
介護保険サービス費
介護保険サービスは、介護度に応じて利用できるサービスが決まっており、費用も異なります。サービスの種類としては、訪問介護、通所介護(デイサービス)、短期入所(ショートステイ)、福祉用具のレンタルなどがあります。
介護保険外のサービス費
介護保険でカバーできないサービスもあります。例えば、家事代行サービスや、介護保険の利用限度額を超えてサービスを利用する場合などです。
生活費
食費、光熱費、日用品費など、日常生活に必要な費用も考慮する必要があります。特に施設に入居する場合は、これらの費用も施設に支払うことになります。
その他費用
医療費、おむつ代、理美容代、交通費など、上記以外にも様々な費用が発生する可能性があります。
在宅介護にかかる費用の目安
住み慣れた自宅で介護を受ける「在宅介護」を選ぶ方も多いでしょう。しかし、在宅介護にも様々な費用がかかります。
訪問介護の費用
訪問介護は、ホームヘルパーが自宅に訪問し、身体介護(食事、入浴、排泄の介助など)や生活援助(掃除、洗濯、調理など)を行います。費用は、サービス内容や時間によって異なります。
例えば、身体介護30分程度であれば、1回あたり数百円程度、1時間程度であれば数千円程度が目安です。ただし、介護度や所得によって自己負担額は異なります。
通所介護(デイサービス)の費用
デイサービスは、日帰りで施設に通い、食事、入浴、レクリエーションなどのサービスを受けます。費用は、利用時間やサービス内容によって異なります。
1日あたり数千円程度が目安ですが、食事代やおやつ代などが別途かかる場合があります。
福祉用具のレンタル費用
介護ベッド、車椅子、歩行器など、福祉用具をレンタルする場合の費用です。介護保険を利用すれば、自己負担額は1割から3割になります。
レンタル費用は、用具の種類や機能によって異なりますが、月額数千円程度が目安です。
住宅改修費用
手すりの設置、段差の解消、トイレの改修など、住宅をバリアフリー化するための費用です。介護保険を利用すれば、20万円を上限に、自己負担額は1割から3割になります。
在宅介護費用の目安(月額)
| 費用の種類 | 目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 訪問介護 | 2万円~10万円 | 利用回数や時間によって変動 |
| 通所介護(デイサービス) | 1万円~5万円 | 利用日数によって変動 |
| 福祉用具レンタル | 5千円~2万円 | 用具の種類によって変動 |
| 住宅改修 | 一時的に数十万円 | 改修内容によって大きく変動 |
| その他(おむつ代、医療費など) | 1万円~3万円 | 個人の状況によって変動 |
| 合計 | 4.5万円~20万円以上 | 介護度や利用サービスによって大きく変動 |
上記はあくまで目安です。実際には、介護度や利用するサービス、地域によって費用は大きく異なります。
施設介護にかかる費用の目安
施設に入居して介護を受ける「施設介護」を選ぶ方もいます。施設の種類によって費用は大きく異なります。
特別養護老人ホーム(特養)の費用
特養は、原則として要介護3以上の方が対象の施設です。費用は比較的安く、入居待ちが多いのが現状です。
費用は、所得や居室の種類(個室、多床室)によって異なりますが、月額10万円~15万円程度が目安です。
介護老人保健施設(老健)の費用
老健は、リハビリテーションを中心とした施設で、在宅復帰を目指す方が利用します。入居期間は原則として3ヶ月~6ヶ月です。
費用は、所得や居室の種類によって異なりますが、月額15万円~20万円程度が目安です。
介護付き有料老人ホームの費用
介護付き有料老人ホームは、介護サービスを提供する有料老人ホームです。費用は施設によって大きく異なります。
入居一時金が必要な場合と、月額利用料のみの場合があります。月額利用料は、20万円~50万円程度が目安です。
グループホームの費用
グループホームは、認知症の方が少人数で共同生活を送る施設です。
費用は、施設によって異なりますが、月額15万円~25万円程度が目安です。
施設介護費用の目安(月額)
| 施設の種類 | 目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 特別養護老人ホーム(特養) | 10万円~15万円 | 所得や居室の種類によって変動 |
| 介護老人保健施設(老健) | 15万円~20万円 | 所得や居室の種類によって変動 |
| 介護付き有料老人ホーム | 20万円~50万円 | 施設によって大きく変動(入居一時金が必要な場合も) |
| グループホーム | 15万円~25万円 | 施設によって変動 |
上記はあくまで目安です。施設の種類、居室の種類、提供されるサービスによって費用は大きく異なります。
費用を抑えるためのポイント
介護費用は高額になる可能性があります。少しでも費用を抑えるためのポイントをいくつかご紹介します。
介護保険制度を最大限に活用する
まずは、介護保険制度を理解し、利用できるサービスを最大限に活用しましょう。介護度に応じて利用できるサービスや、自己負担額が異なります。
高額介護サービス費の利用
1ヶ月の介護保険サービスの自己負担額が一定額を超えた場合、高額介護サービス費が支給されます。
医療費控除の活用
介護費用の中には、医療費控除の対象となるものがあります。例えば、医療費控除の対象となるのは、医師の指示によって行われる訪問看護や、介護保険施設でのサービス利用料などです。確定申告で忘れずに申告しましょう。
私は夕方派。理由は、日中の疲れが出てくる時間帯だからこそ、こういった制度についてじっくり調べる時間を取りやすいからです。
自治体の助成制度を活用する
自治体によっては、独自の助成制度を設けている場合があります。例えば、おむつ代の助成や、住宅改修費の助成などがあります。
地域包括支援センターに相談する
地域包括支援センターは、高齢者やその家族の相談窓口です。介護に関する様々な相談に乗ってくれます。費用に関する相談も可能ですので、気軽に相談してみましょう。
まとめ
介護費用の種類と目安について、在宅介護と施設介護、それぞれの費用感を解説しました。介護費用は、介護度や利用するサービス、施設の種類によって大きく異なります。
まずは、ご自身の状況を把握し、必要な情報を集めることが大切です。そして、介護保険制度や地域の助成制度を理解し、費用を抑えるための工夫をしましょう。
介護は、誰にとっても避けて通れない問題です。しかし、正しい知識を持ち、準備をすることで、安心して介護生活を送ることができます。この記事が、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

