なんだか最近、心がザワザワする、落ち着かない…。そんな風に感じること、ありませんか? 特に60代ともなると、定年退職、子どもの独立、親の介護など、環境の変化も多く、色々なことが気になって、不安になりやすい時期かもしれませんね。私も、朝起きた時に「今日一日、何しようかな…」と、ふと寂しさを感じることがあります。でも、大丈夫。不安な気持ちは、誰にでも起こる自然な感情です。今回は、そんな不安な気持ちと、少しでも穏やかに付き合っていくためのヒントを、体験談を交えながら、ご紹介したいと思います。
まずは、あなたの不安に寄り添ってみましょう
「不安」と一言で言っても、その原因や形は人それぞれです。漠然とした不安、具体的な心配事、過去の経験からくる不安…。まずは、どんな時に、どんな風に不安を感じるのか、少しだけ自分と向き合ってみませんか?
自分の「不安」を知ることから始めましょう
例えば、私は夕方になると、少し寂しい気持ちになることがあります。理由は、日中はあれこれと用事があって忙しいのですが、夕方になると、それが一段落して、一人になる時間が増えるからだと思います。そんな時は、「あ、今、私は少し寂しいんだな」と、自分の気持ちを認めてあげるようにしています。
ノートに書き出してみるのも良いかもしれません。「何が不安なのか」「どんな状況でそう感じるのか」を書き出すことで、頭の中が整理され、不安の正体が見えてくることがあります。日記をつける習慣がない方も、週に一度、月に一度でも、試してみる価値はあると思います。
ポイント:
- 自分の不安な気持ちに気づく
- どんな時に、どんな風に感じるのかを把握する
- ノートに書き出して整理してみる
不安な気持ちを「否定しない」という選択
不安な気持ちを感じると、「こんなこと考えちゃダメだ!」「もっとしっかりしなきゃ!」と、無理に打ち消そうとしてしまうことって、ありませんか? でも、それは逆効果になることも。不安な気持ちを否定するのではなく、「そうか、私は今、不安なんだな」と、まずは受け入れてみましょう。
「大丈夫だよ」と、自分に優しく語りかける
不安な気持ちを受け入れるというのは、決して諦めることではありません。むしろ、自分の気持ちを理解することで、より建設的に対処できるようになる第一歩です。まるで、友達が落ち込んでいる時に「大丈夫だよ」と声をかけるように、自分自身にも優しく語りかけてみてください。「今は辛いけど、きっと乗り越えられる」「焦らなくても、ゆっくりでいいんだよ」と。
私は、不安な気持ちになった時は、お風呂にゆっくり浸かるようにしています。温かいお湯に包まれていると、心が落ち着いて、少しだけ前向きな気持ちになれるんです。
ポイント:
- 不安な気持ちを否定せずに受け入れる
- 自分自身に優しく語りかける
「少し動く」ことで、気分転換を
不安な気持ちがずっと続くと、家に閉じこもりがちになってしまうこともありますよね。でも、そんな時こそ、思い切って外に出て、少し体を動かしてみませんか? 激しい運動でなくても、散歩や軽いストレッチなど、無理のない範囲で体を動かすだけでも、気分転換になります。
太陽の光を浴びて、セロトニンを増やしましょう
太陽の光を浴びると、脳内でセロトニンという物質が分泌されます。このセロトニンは、精神安定作用があり、不安を和らげる働きがあると言われています。私も、天気の良い日は、近くの公園まで散歩するようにしています。朝は空気が澄んでいて気持ちがいいですし、緑を見ていると心が癒されます。
もし、外に出るのが難しい場合は、家の中で軽いストレッチをするだけでも効果的です。肩を回したり、背伸びをしたり、深呼吸をしたりするだけでも、体がほぐれて、気持ちが楽になります。
ポイント:
- 散歩やストレッチなど、軽い運動をする
- 太陽の光を浴びる
- 深呼吸をする
趣味や好きなことに没頭する時間を持つ
不安な気持ちにとらわれている時は、どうしてもネガティブなことばかり考えてしまいがちです。そんな時は、意識的に趣味や好きなことに没頭する時間を持つようにしましょう。編み物、読書、音楽鑑賞、絵を描く…何でも構いません。夢中になれることを見つけることで、不安な気持ちから意識をそらすことができます。
新しい趣味を見つけるのも良いかもしれません
「昔は色々やっていたけど、最近は何も…」という方もいるかもしれません。そんな方は、この機会に、何か新しい趣味を見つけてみるのも良いかもしれません。地域のカルチャースクールに通ってみたり、インターネットでオンライン講座を受講してみたりするのも良いでしょう。新しいことを始めることで、刺激になり、生活に張り合いが生まれます。
私は、最近、庭で野菜を育てることにハマっています。種をまいて、芽が出て、少しずつ成長していく様子を見ていると、心が満たされるんです。収穫した野菜を料理して食べるのも楽しみの一つです。
ポイント:
- 趣味や好きなことに没頭する時間を持つ
- 新しい趣味を見つけてみる
誰かに話を聞いてもらう
一人で抱え込まずに、誰かに話を聞いてもらうことも、不安を解消するための大切な方法です。家族、友人、昔の同僚…信頼できる人に、今の気持ちを打ち明けてみましょう。話すことで、気持ちが楽になったり、新たな視点が見つかったりすることもあります。
時には専門家の力を借りることも大切です
「人に話すのはちょっと抵抗がある…」「誰に相談していいか分からない…」という方もいるかもしれません。そんな場合は、専門家の力を借りることも考えてみましょう。地域の相談窓口や、電話相談など、様々なサポート体制があります。一人で悩まずに、気軽に相談してみてください。
ポイント:
- 信頼できる人に話を聞いてもらう
- 専門家の力を借りる
小さな「できた!」を積み重ねる
不安な気持ちが強い時は、どうしても自信を失いがちです。そんな時は、目標を高く設定しすぎずに、小さな「できた!」を積み重ねていくことを意識してみましょう。例えば、「今日は10分だけ散歩する」「部屋の片付けを一部分だけする」「新しいレシピに挑戦してみる」など、簡単なことから始めてみましょう。
自分を褒めてあげることを忘れずに
小さなことでも、何かを達成したら、自分を褒めてあげることを忘れずに。「今日も一日よく頑張ったね」「えらいね」と、心の中で自分を褒めてあげてください。そうすることで、自己肯定感が高まり、不安な気持ちも和らぎます。
私は、毎日、寝る前に、今日あった良いことを3つ書き出すようにしています。どんな小さなことでも構いません。「美味しいコーヒーを飲めた」「庭の花が咲いた」「近所の人と笑顔で挨拶できた」…そんな小さなことでも、書き出すことで、心が温かくなり、幸せな気持ちで眠りにつくことができます。
ポイント:
- 小さな目標を立てて、達成感を味わう
- 自分を褒めてあげる
最後に
不安な気持ちとの付き合い方は、人それぞれです。今回ご紹介した方法は、あくまでもヒントの一つに過ぎません。色々な方法を試してみて、自分に合ったやり方を見つけてみてください。そして、焦らず、ゆっくりと、自分のペースで、不安な気持ちと向き合っていくことが大切です。時には、何もせずに、ただゆっくりと休むことも大切です。あなた自身を大切にして、穏やかな毎日を送ってくださいね。

