サプリと薬、一緒に飲んでも大丈夫? 60代からの賢い付き合い方
「朝は空気が澄んでいて気持ちがいいから、散歩前にサプリを飲むのが日課」という方もいらっしゃるかもしれませんね。一方で、「私は夕方派。理由は、朝はバタバタして忘れがちだから」という方も。どちらにしても、健康のためにサプリを摂るのは良いことですが、お薬との飲み合わせ、気になりませんか?
60代になると、若い頃に比べてお薬を飲む機会が増える方も多いでしょう。高血圧や糖尿病といった生活習慣病のお薬、関節痛を和らげるお薬など、種類も様々です。それに加えて、健康維持のためにサプリメントを愛用している方もいらっしゃるかもしれません。
でも、ちょっと待ってください! サプリメントは食品だから安心、と思っていませんか? 実は、サプリメントの中には、お薬の効果を弱めたり、逆に強めたりするものもあるんです。何も知らずに飲み続けると、思わぬトラブルにつながる可能性も…。
そこで今回は、60代の皆さんが安心してサプリメントとお薬を付き合っていくために、飲み合わせのチェック方法をわかりやすく解説します。「なんだか難しそう…」と思わずに、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
なぜ飲み合わせが大切なの?
サプリメントとお薬は、それぞれ体の中で異なる働きをします。その働きが、お互いに影響を及ぼすことがあるんです。たとえば、あるサプリメントが、お薬の吸収を邪魔して、効果を弱めてしまうことがあります。反対に、お薬の分解を遅らせて、効果を強くしすぎてしまうことも。
特に60代の方は、若い頃に比べて体の機能が低下している場合が多いので、影響を受けやすい傾向があります。だからこそ、飲み合わせには細心の注意が必要なんです。
飲み合わせチェックの3つのポイント
飲み合わせをチェックするには、以下の3つのポイントを意識しましょう。
- 主治医や薬剤師さんに相談する
- 飲んでいるもの(薬・サプリ)を記録する
- サプリメントのラベルをよく確認する
【ポイント1】主治医や薬剤師さんに相談する
これが一番大切なポイントです! ご自身の体の状態を一番よく知っているのは、主治医の先生です。そして、お薬の専門家は薬剤師さんです。
診察の際や、お薬を受け取る際に、「今、○○というサプリメントを飲んでいるのですが、飲み合わせは大丈夫でしょうか?」と、遠慮なく質問してみましょう。先生や薬剤師さんは、あなたの状態に合わせて、適切なアドバイスをしてくれます。
「こんなこと聞いてもいいのかな…」と不安に思う必要はありません。先生や薬剤師さんは、あなたの健康をサポートするためにいるのですから、安心して相談してくださいね。
【ポイント2】飲んでいるもの(薬・サプリ)を記録する
先生や薬剤師さんに相談する際に、役に立つのが「飲んでいるものリスト」です。お薬の名前、サプリメントの名前、飲む時間、量を記録しておきましょう。
ノートに手書きで記録しても良いですし、最近ではスマホのアプリでも簡単に記録できます。自分に合った方法で、記録を続けてみてください。
記録する時の注意点
- お薬の名前は正確に: 市販薬の場合は、パッケージの名前をそのまま書きましょう。病院で処方されたお薬の場合は、お薬手帳に記載されている名前を書き写しましょう。
- サプリメントの成分も記録: サプリメントは、商品名だけでなく、成分も記録しておくと、より詳しく相談できます。
- 飲む時間と量を守る: 決められた時間と量を守ることは、お薬やサプリメントの効果を最大限に引き出すために重要です。
このリストを先生や薬剤師さんに見せることで、よりスムーズに相談できますし、飲み合わせのリスクを減らすことができます。
【ポイント3】サプリメントのラベルをよく確認する
サプリメントのラベルには、様々な情報が記載されています。特に注意して確認したいのは、以下の点です。
ラベル確認の注意点
- 原材料名: どんな成分が含まれているのかを確認しましょう。
- 栄養成分表示: 各成分の含有量を確認しましょう。
- 摂取上の注意: 「○○を服用中の方は、医師または薬剤師にご相談ください」といった注意書きがないか確認しましょう。
- アレルギー物質: アレルギー体質の方は、アレルギー物質が含まれていないか確認しましょう。
- 製造元: 信頼できるメーカーのものを選びましょう。
もし、ラベルに記載されている情報で分からないことがあれば、インターネットで調べたり、メーカーに問い合わせてみたりするのも良いでしょう。
特に注意したいサプリメントの成分
すべてのサプリメントが危険というわけではありませんが、中にはお薬との飲み合わせに注意が必要な成分もあります。ここでは、特に注意したい成分をいくつかご紹介します。
注意が必要な成分リスト
- ワーファリン(抗凝固薬)との飲み合わせに注意が必要な成分
- ビタミンK: ワーファリンの効果を弱める可能性があります。
- イチョウ葉エキス: 出血のリスクを高める可能性があります。
- コエンザイムQ10: ワーファリンの効果を弱める可能性があります。
- 糖尿病薬との飲み合わせに注意が必要な成分
- クロム: 血糖値を下げる可能性があります。糖尿病薬との併用は、低血糖のリスクを高める可能性があります。
- ギムネマ: 血糖値を下げる可能性があります。糖尿病薬との併用は、低血糖のリスクを高める可能性があります。
- 高血圧薬との飲み合わせに注意が必要な成分
- 甘草: 血圧を上げる可能性があります。高血圧薬の効果を弱める可能性があります。
- その他
- セントジョーンズワート: 多くの薬の効果に影響を与える可能性があります。服用している薬がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
上記はあくまで一例です。ご自身の飲んでいるお薬やサプリメントについて、しっかりと確認するようにしましょう。
もし飲み合わせが心配になったら…
「なんだか難しくて、やっぱり心配…」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。そんな時は、自己判断でサプリメントの摂取を中止したり、量を減らしたりせずに、必ず医師または薬剤師に相談してください。
特に、体調に異変を感じた場合は、すぐに医療機関を受診するようにしましょう。自己判断は禁物です。
賢くサプリメントと付き合って、健康寿命を延ばしましょう
サプリメントは、上手に活用すれば、健康維持に役立つ心強い味方です。しかし、お薬との飲み合わせには注意が必要です。今回ご紹介した3つのポイントを参考に、安全にサプリメントとお薬を付き合っていきましょう。
「最近、なんだか疲れやすいな…」と感じている方も、「これからも元気で趣味を楽しみたい!」と思っている方も、ぜひ今回の情報を参考に、ご自身の健康を見つめ直してみてください。そして、健康的な毎日を送りましょう!

