「朝は空気が澄んでいて気持ちがいいですね。私も若い頃は朝型だったんですが、最近はすっかり夕方派。理由は、孫たちが学校から帰ってくる時間に合わせて、一緒に夕食を食べるのが楽しみだからなんです。でも、それと同時に、自分のこと、特に健康のこととか、将来のことを考える時間も増えました。そう、保険のこととか…」
60代の皆さん、保険の見直し、していますか? 若い頃に加入した保険、そのままになっていませんか? 「まあ、なんとかなるだろう」と思っている方もいるかもしれませんが、実は、保険の見直しをせずに放置しておくと、思わぬ落とし穴があるんです。今回は、保険の見直しでよくある失敗例と、その対策について、わかりやすくお伝えしていきますね。
保険の見直しでよくある失敗例
保険の見直しは、ご自身のライフスタイルや家族構成の変化に合わせて、最適な保障内容にするための大切な機会です。しかし、見直しをすることで、かえって損をしてしまうケースも少なくありません。ここでは、よくある失敗例を3つご紹介します。
1. 補償内容が不足している
若い頃に加入した保険は、現在の医療事情や生活環境に合っていない場合があります。例えば、入院日額が少なすぎたり、先進医療の保障がついていなかったりすると、いざという時に十分な保障を受けられない可能性があります。
「20代の頃に加入した医療保険をそのままにしていました。最近、軽い手術で5日間入院したのですが、入院日額が5,000円と少なく、差額ベッド代や食事代などを考えると、全然足りませんでした。もっとしっかり保障内容を確認しておけばよかったと後悔しています。」
対策: 保険証券をじっくり確認し、現在の医療事情や自身の健康状態に合わせた保障内容になっているか確認しましょう。特に、がんや生活習慣病などのリスクに備えた保障は、充実させておくことをおすすめします。
2. 無駄な特約が付いている
保険には、様々な特約があります。中には、ご自身にとって不要な特約や、利用頻度の低い特約が含まれている場合もあります。無駄な特約を付けていると、保険料が高くなってしまい、家計の負担が増えてしまいます。
「保険の営業マンに勧められるがままに、色々な特約を付けてしまいました。しかし、よく考えてみると、ほとんど使わない特約ばかりでした。特約を外したら、保険料がかなり安くなったので、もっと早く見直すべきだったと思いました。」
対策: 特約の内容を一つ一つ確認し、本当に必要なものだけを残しましょう。不要な特約は解約することで、保険料を抑えることができます。
3. 更新時に保険料が大幅に上がる
定期保険や収入保障保険など、更新型の保険は、更新時に保険料が上がることがあります。これは、年齢が上がるにつれて、病気や死亡のリスクが高まるためです。更新時に保険料が大幅に上がると、家計の負担が大きくなってしまいます。
「10年ごとに更新される定期保険に加入していました。更新の時期が来て、保険料が2倍近くに上がってしまい、びっくりしました。保険料が高すぎて、継続するかどうか迷っています。」
対策: 更新型の保険に加入している場合は、更新時期が近づいたら、保険料がどのくらい上がるかを確認しましょう。保険料が高すぎる場合は、他の保険への乗り換えを検討するのも一つの方法です。
失敗しないための対策
保険の見直しで失敗しないためには、どのような点に注意すれば良いのでしょうか? ここでは、具体的な対策をご紹介します。
1. 保険の目的を明確にする
保険の見直しをする前に、まず、保険の目的を明確にしましょう。例えば、「病気やケガに備えたい」「万が一の時に家族にお金を残したい」「老後の生活資金を準備したい」など、具体的な目的を持つことが大切です。目的が明確になれば、必要な保障内容や保険の種類が絞りやすくなります。
2. 保険証券をきちんと確認する
加入している保険の内容を把握するために、保険証券をきちんと確認しましょう。保険の種類、保障内容、保険期間、保険料などを確認し、現在の状況に合っているかどうかをチェックします。もし、保険証券が見当たらない場合は、保険会社に再発行を依頼しましょう。
3. 保険の専門家に相談する
保険の知識がない場合は、保険の専門家に相談することをおすすめします。ファイナンシャルプランナーや保険代理店など、専門的な知識を持つ人に相談することで、ご自身に最適な保険を選ぶことができます。相談する際には、複数の専門家から話を聞き、比較検討することが大切です。
4. 複数の保険会社を比較検討する
一つの保険会社だけでなく、複数の保険会社の商品を比較検討しましょう。保険会社によって、保険料や保障内容が異なります。複数の商品を比較することで、よりご自身に合った保険を見つけることができます。インターネットやパンフレットなどを活用して、情報を集めましょう。
5. 家族構成やライフスタイルの変化に合わせて見直す
保険は、一度加入したら終わりではありません。家族構成やライフスタイルの変化に合わせて、定期的に見直すことが大切です。例えば、結婚、出産、住宅購入、転職、退職など、ライフイベントがあった際には、保険の見直しを検討しましょう。
まとめ
保険の見直しは、将来の安心のために非常に重要です。しかし、知識がないまま見直しを行うと、かえって損をしてしまうこともあります。今回ご紹介した失敗例と対策を参考に、慎重に見直しを進めてください。
「保険って、なんだか難しくて…」と感じる方もいるかもしれませんが、大切なのは、ご自身の状況をきちんと把握し、必要な保障を必要なだけ持つことです。焦らず、じっくりと検討して、後悔のない選択をしてくださいね。私も、孫たちとの時間を大切にしながら、自分の保険について、もう一度見直してみようと思います。

