災害用持ち出し袋

災害用持ち出し袋、見直していますか?

「備えあれば憂いなし」とは言いますが、本当にそうでしょうか? せっかく用意した災害用持ち出し袋、最後に点検したのはいつですか? もしかしたら、賞味期限切れの食品や、今の自分には必要のないものが入っているかもしれません。

私も以前、防災グッズを見直した時に、若い頃に使っていた登山用の大きなリュックが出てきて苦笑いしました。体力も落ちた今では、あれを背負って避難するのは難しいだろうな、と。

今回は、60代の皆さんに合った、本当に必要な持ち出し袋の中身を見直すためのポイントをご紹介します。体力や健康状態、ライフスタイルの変化に合わせて、今の自分に合った備えをしましょう。

なぜ今、持ち出し袋を見直す必要があるの?

災害はいつ起こるかわかりません。年齢を重ねると、体力や判断力、持病の管理など、若い頃とは異なる課題が出てきます。そのため、定期的に持ち出し袋の中身を見直し、アップデートすることが大切です。

例えば、以前は平気だった重い荷物が、今では負担になるかもしれません。必要な薬の種類や量も変わっているかもしれません。そういった変化に対応するためにも、見直しは不可欠なのです。

「朝は空気が澄んでいて気持ちがいい」と感じる今日この頃ですが、避難時にはそんな余裕もないかもしれません。だからこそ、日頃からの備えが大切なんです。

持ち出し袋の中身、足りないものチェックリスト

まずは、基本的な持ち出し品に加えて、60代だからこそ特に注意したいアイテムをチェックしましょう。

  • 水・食料:

    最低3日分。高齢者は脱水症状になりやすいので、こまめな水分補給を心がけましょう。缶詰やレトルト食品など、調理不要で日持ちするものを選びましょう。栄養補助食品や、のど飴なども良いですね。

  • 非常用ラジオ:

    電池式または手回し式。情報収集は不可欠です。ラジオ体操もできるものが良いかもしれません。

  • 懐中電灯:

    LEDライトがおすすめ。電池の消耗が少なく、長持ちします。ヘッドライトだと両手が空くので便利です。

  • 貴重品:

    現金、保険証、運転免許証、預金通帳のコピーなど。すぐに持ち出せるようにまとめておきましょう。

  • 常備薬:

    処方薬はもちろん、持病のある方は予備の薬も忘れずに。お薬手帳もあると安心です。

  • 衛生用品:

    マスク、消毒液、ウェットティッシュ、トイレットペーパーなど。感染症予防のためにも清潔を保ちましょう。

  • メガネ・コンタクトレンズ:

    予備のメガネやコンタクトレンズ、洗浄液など。視力がないと行動が制限されます。

  • 入れ歯:

    入れ歯を使用している方は、予備の入れ歯や洗浄剤も忘れずに。

  • 補聴器:

    補聴器を使用している方は、予備の電池を多めに用意しておきましょう。

  • カイロ:

    寒さ対策に。使い捨てカイロや湯たんぽがあると安心です。

  • タオル:

    何枚か用意しておくと便利。体を拭いたり、防寒具としても使えます。

  • 着替え:

    下着、靴下、着替えなど。季節に合わせて調整しましょう。

  • 杖・歩行補助具:

    必要な方は、すぐに使える場所に置いておきましょう。

  • 携帯トイレ:

    断水時に備えて。簡易トイレや凝固剤があると安心です。

  • 持病に関する情報:

    既往歴、アレルギー、服用中の薬などをまとめたメモ。緊急時に役立ちます。

  • 連絡先リスト:

    家族や親戚、友人の連絡先を記載したリスト。携帯電話が使えない場合に備えて。

持ち出し袋の中身、多すぎるもの見直しチェックリスト

あれもこれもと詰め込みすぎると、重くて持ち運びが困難になります。本当に必要なものだけを選びましょう。

  • 重すぎるリュック:

    リュック自体の重さも考慮しましょう。軽量で丈夫なものを選びましょう。容量も、自分の体力に合わせて選びましょう。私は転倒防止にキャリー付きのリュックも検討しています。

  • 不要な衣類:

    着古した服や、サイズが合わない服は処分しましょう。本当に必要なものだけを残しましょう。

  • 賞味期限切れの食品:

    定期的にチェックし、期限切れのものは処分しましょう。新しいものと入れ替えましょう。

  • 使わない防災グッズ:

    過去に購入したものの、一度も使っていない防災グッズはありませんか?本当に必要なものかどうか、改めて検討しましょう。

  • 趣味の道具:

    避難生活では、趣味を楽しむ余裕はないかもしれません。趣味の道具は、緊急時には不要です。

  • 高価なアクセサリー:

    避難生活では、盗難のリスクもあります。高価なアクセサリーは、自宅に置いておきましょう。

持ち出し袋の置き場所、重要ポイント

いざという時、すぐに持ち出せる場所に置いておくことが重要です。

  • 玄関:

    最も一般的な置き場所です。ただし、雨風にさらされないように注意しましょう。

  • 寝室:

    夜間に災害が発生した場合に備えて、寝室にも置いておくと安心です。

  • 車の中:

    車での移動が多い方は、車の中にも置いておくと便利です。ただし、高温になる場所は避けましょう。

  • 家族で共有:

    持ち出し袋の場所を家族全員で共有しましょう。誰でもすぐに持ち出せるように、分かりやすい場所に置いておきましょう。

定期的な見直しで安心を

持ち出し袋は、一度用意したら終わりではありません。年に1~2回は中身を見直し、賞味期限や使用期限を確認しましょう。

季節に合わせて衣類を入れ替えたり、家族構成に合わせて必要なものを追加したりすることも大切です。

「自分は夕方派。理由は、一日の終わりにゆっくりと反省や計画ができるから」ですが、防災対策は、時間がある時にコツコツと進めていくのがおすすめです。

定期的な見直しで、常に最適な備えをして、安心して毎日を過ごしましょう。