こんにちは!60代向けの健康情報をお届けしているライターです。最近、朝の散歩が日課になりましてね。空気が澄んでいて、本当に気持ちがいいんです。でも、周りの友人は「自分は断然夕方派。理由は、一日の終わりにゆっくり景色を見ながら歩くのが最高だから」なんて言っていて、人それぞれだなあ、と改めて思います。
さて、今回は、皆さんが気になっているであろう「年金の繰下げ受給」について、わかりやすく解説していきたいと思います。「繰下げ受給」って、なんだか難しそう…と感じる方もいるかもしれませんが、将来の生活設計に関わる大切なことなので、ぜひ一緒に見ていきましょう。
年金は、原則として65歳から受け取ることができますが、希望すれば、66歳以降に受給開始を遅らせる(繰り下げる)ことができます。繰り下げると、その分、受け取る年金額が増えるという仕組みです。なんだかお得な気もしますが、もちろん、メリットだけでなくデメリットも存在します。この記事では、その両方をしっかり理解して、自分にとって最適な選択をするための情報をお届けします。
年金繰下げ受給とは?
まずは、年金の繰下げ受給の基本的な仕組みを確認しましょう。
繰下げ受給の仕組み
年金の繰下げ受給とは、本来65歳から受け取れる老齢年金の受給開始を、66歳以降75歳まで遅らせることです。受給開始を遅らせることで、年金の受給額が増額されます。
増額率は、1ヶ月遅らせるごとに0.7%です。例えば、1年間(12ヶ月)遅らせると、0.7% × 12ヶ月 = 8.4% 増額されます。最大で75歳まで繰り下げると、10年(120ヶ月)遅らせることになり、0.7% × 120ヶ月 = 84% も増額されることになります!
(ここに図を入れることを想定。例:65歳受給と75歳受給の年金額の比較図。縦軸は年金額、横軸は年齢。)
年金繰下げによる受給額のイメージ
繰下げ受給をすることで、将来受け取れる年金額が増えるというのは、大きな魅力ですよね。でも、実際に繰り下げ受給を選ぶかどうかは、個々の状況によって異なります。次に、繰下げ受給のメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。
年金繰下げ受給のメリット
繰下げ受給の主なメリットは、次の3点です。
受給額が増える
これは、最大のメリットと言えるでしょう。長生きすればするほど、生涯に受け取る年金の総額が増える可能性が高まります。特に、健康に自信があり、長生きしそうだと考えている方にとっては、有力な選択肢となります。
(ここに図を入れることを想定。例:繰下げ期間ごとの受給額の増加率のグラフ。縦軸は増額率、横軸は繰下げ期間。)
繰下げ期間と受給額の増加率
インフレに強い
年金は、物価の変動に応じて金額が改定されます。繰り下げて増額された年金額も、物価上昇に応じて増えるため、インフレ対策としても有効です。将来の物価上昇が心配な方にとっては、安心材料の一つになるでしょう。
経済的な余裕が生まれる
受給額が増えることで、老後の生活にゆとりが生まれます。趣味を楽しんだり、旅行に行ったり、孫にプレゼントを買ったり…と、経済的な余裕は、心の余裕にもつながります。第二の人生を充実させるために、繰下げ受給は有効な手段となり得ます。
年金繰下げ受給のデメリット
繰下げ受給には、メリットだけでなく、注意すべきデメリットも存在します。
受給開始までの生活費が必要
繰下げ期間中は、年金を受け取ることができません。そのため、受給開始までの生活費を自分で用意する必要があります。貯蓄、退職金、アルバイト収入など、収入源を確保しておくことが重要です。
私の場合、60歳で定年退職しましたが、幸い、退職金と貯蓄があったので、すぐに生活に困ることはありませんでした。しかし、退職金が少なかったり、貯蓄が心もとない場合は、慎重に検討する必要がありますね。
早く亡くなった場合は損をする可能性
繰下げによって増額された年金を受け取る前に亡くなってしまった場合、繰り下げなかった場合よりも、生涯に受け取る年金の総額が少なくなる可能性があります。これは、繰下げ受給の最も大きなリスクと言えるでしょう。
(ここに図を入れることを想定。例:65歳受給と繰下げ受給の損益分岐点の比較グラフ。縦軸は受給総額、横軸は年齢。)
繰下げ受給の損益分岐点のイメージ
制度変更のリスク
将来、年金制度が変更される可能性も考慮する必要があります。制度変更によって、繰下げ受給の条件や増額率が変わることも考えられます。制度変更のリスクも念頭に置いて、判断する必要があります。
税金や社会保険料が増える可能性
年金収入が増えることで、所得税や住民税、介護保険料などの負担が増える可能性があります。特に、他の収入がある場合は、税金や社会保険料が大きく変わることもあるので、注意が必要です。
損益分岐点とは?
繰下げ受給で「得をする」か「損をする」かを判断する上で重要なのが、「損益分岐点」という考え方です。
損益分岐点の意味
損益分岐点とは、繰下げ受給によって増額された年金を受け取り始めてから、繰り下げなかった場合と同じ年金額を受け取るまでに必要な期間のことです。損益分岐点を超えるまで長生きすれば、繰下げ受給は「得」だったと言えますし、損益分岐点に達する前に亡くなってしまった場合は、「損」だったということになります。
損益分岐点の計算
損益分岐点は、繰り下げた期間と増額率によって異なります。おおよその目安としては、繰り下げた期間の11~12年後が損益分岐点となります。例えば、70歳から受給開始した場合、損益分岐点は81~82歳頃となります。
(ここに図を入れることを想定。例:繰下げ期間ごとの損益分岐点の表。縦軸は繰下げ開始年齢、横軸は損益分岐年齢。)
繰下げ期間と損益分岐点の目安
もちろん、これはあくまで目安です。正確な損益分岐点を計算するためには、ご自身の年金見込額や繰下げ期間、増額率などを考慮する必要があります。日本年金機構のホームページなどで、シミュレーションツールを利用してみるのも良いでしょう。
まとめ:自分に合った選択を
今回は、年金の繰下げ受給について、メリットとデメリット、損益分岐点などを解説しました。
繰下げ受給は、受給額が増えるという大きなメリットがある一方で、受給開始までの生活費が必要だったり、早く亡くなった場合に損をする可能性があったりするなど、注意すべき点もいくつかあります。
繰下げ受給を選ぶかどうかは、ご自身の健康状態、経済状況、ライフプランなどを総合的に考慮して判断する必要があります。家族やファイナンシャルプランナーなど、信頼できる人に相談してみるのも良いでしょう。
「朝は空気が澄んでいて気持ちがいい」と感じる人もいれば、「夕方派」の人もいるように、年金の受給方法も、人それぞれ最適な選択肢は異なります。この記事が、皆さんが自分にとってベストな選択をするための一助となれば幸いです。

