最近、爪の様子をじっくり見たことはありますか? なんとなく、爪を切る時に「あれ、前と違うな…?」と感じることはありませんか?
爪は、私たちの体の状態を教えてくれる、小さくて頼りになるセンサーのようなものなんです。
「朝は空気が澄んでいて気持ちがいい」なんて言いますが、私は夕方派。ゆっくりお風呂に入って、爪のお手入れをするのが日課です。
そんな時、ふと爪の色や形が気になったりするんですよね。
今回は、そんな爪の変化から読み取れる、ちょっと気になる健康サインについて、わかりやすく解説していきます。
「もしかして、私も…?」と思ったら、ぜひチェックしてみてください。
爪は健康のバロメーター?
爪は、皮膚の一部が硬くなったもので、ケラチンというタンパク質でできています。
健康な爪は、ピンク色で、なめらかでツヤがあり、適度な厚みがあります。
でも、爪の色が変わったり、線が入ったり、形が変形したりすると、それは体からのサインかもしれません。
爪の変化は、栄養不足、ストレス、感染症、内臓の病気など、さまざまな原因で起こることがあります。
もちろん、すべての爪の変化が病気につながるわけではありませんが、
気になる変化があれば、早めに専門家(皮膚科医など)に相談することをおすすめします。
爪の色でわかる健康サイン
爪の色が白い
健康な爪はピンク色をしていますが、爪全体が白っぽくなっている場合は、貧血の可能性があります。
爪の根元にある半月部分(白い部分)が大きくなっている場合も、同様のことが考えられます。
ただし、爪の白い部分が生まれつき大きい人もいるので、他の症状と合わせて判断することが大切です。
(イメージ画像:全体的に白っぽい爪)
貧血の他にも、肝臓や腎臓の疾患が原因で爪が白くなることもあります。
爪が白くて、疲れやすい、息切れがするなどの症状がある場合は、医療機関を受診しましょう。
爪の色が黄色い
爪が黄色く変色している場合は、爪白癬(爪水虫)の可能性があります。
爪白癬は、カビの一種である白癬菌が爪に感染することで起こります。
爪が厚くなったり、ボロボロになったりすることもあります。
(イメージ画像:黄色く変色した爪)
また、まれに、甲状腺の病気や糖尿病、呼吸器系の病気などが原因で爪が黄色くなることもあります。
爪の変色以外にも、呼吸が苦しい、体重が急に増減するなどの症状がある場合は、医療機関を受診しましょう。
爪の色が青い
爪が青紫色に変色している場合は、血液中の酸素が不足している可能性があります。
呼吸器系の病気や心臓の病気などが原因で起こることがあります。
寒い場所に長くいた場合や、 Raynaud(レイノー)病と呼ばれる血管の病気も原因となります。
(イメージ画像:青紫色に変色した爪)
息苦しさや胸の痛みなどを伴う場合は、すぐに救急車を呼んでください。
慢性的な呼吸器疾患をお持ちの方は、かかりつけ医に相談しましょう。
爪の色が黒い
爪に黒い線が入ったり、爪全体が黒っぽくなっている場合は、注意が必要です。
爪の根元から爪先に向かって黒い線が入っている場合は、爪甲色素線条(そうこうしきそせんじょう)と呼ばれる状態かもしれません。
これは、爪を作る細胞(メラノサイト)が色素を作り出すことで起こります。
(イメージ画像:黒い線が入った爪)
爪甲色素線条の中には、良性のものと悪性のもの(悪性黒色腫:メラノーマ)があります。
爪の黒い線が太くなったり、色が濃くなったり、周囲の皮膚に色素が広がったりする場合は、すぐに皮膚科を受診してください。
外傷(爪をぶつけるなど)によって爪の下に出血が起きて、黒く見える場合もあります。
ぶつけた覚えがある場合は、しばらく様子を見て、変化がないか確認しましょう。
爪の形でわかる健康サイン
爪がスプーンのように反り返る
爪がスプーンのように反り返って、中央がへこんでいる状態を、匙状爪(さじじょうそう)といいます。
これは、鉄欠乏性貧血のサインであることが多いです。
爪が薄くて割れやすい、疲れやすい、息切れがするなどの症状を伴う場合は、貧血の可能性が高いでしょう。
(イメージ画像:スプーンのように反り返った爪)
匙状爪は、まれに、甲状腺の病気や膠原病などが原因で起こることもあります。
気になる場合は、医療機関を受診して、原因を調べてもらいましょう。
爪が凸凹している
爪の表面に縦や横に線が入ったり、爪が凸凹している場合は、加齢による変化や、爪への刺激が原因であることが多いです。
爪を強くぶつけたり、爪を頻繁に削ったりすると、爪の表面が傷ついて、凸凹になることがあります。
また、乾燥も爪の凸凹の原因になりますので、保湿を心がけましょう。
(イメージ画像:縦線が入った爪)
爪の凸凹が、特定の病気のサインであることもあります。
例えば、爪に小さな凹みがたくさんできる場合は、尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)という皮膚の病気の可能性があります。
また、爪の根元に横に溝ができる場合は、一時的に爪の成長が止まったことを示しています。
これは、高熱を出したり、大きな病気をしたり、強いストレスを受けたりした後に起こることがあります。
爪が厚くなる
爪が分厚くなる原因として、もっとも多いのが爪白癬(爪水虫)です。
爪が黄色く濁って、ボロボロになったり、爪が剥がれやすくなったりすることがあります。
爪白癬は、自然には治らないので、医療機関で適切な処置を受ける必要があります。
(イメージ画像:分厚くなった爪)
また、加齢によっても爪が厚くなることがあります。
特に、足の爪は、靴による圧迫や摩擦を受けやすいため、厚くなりやすい傾向があります。
爪が厚くなると、爪切りで切るのが難しくなったり、靴に当たって痛みを感じたりすることがあります。
爪が厚くて切りにくい場合は、無理に自分で切らずに、専門家(フットケアセラピストなど)に相談することをおすすめします。
爪のケアで健康をチェック!
爪は、日々の生活の中で、さまざまな刺激を受けています。
水仕事や洗剤の使用、乾燥などによって、爪はダメージを受けやすくなります。
爪の健康を保つためには、日頃から適切なケアを心がけることが大切です。
- 保湿:爪や爪の周りの皮膚を、こまめに保湿しましょう。ハンドクリームやネイルオイルなどを塗るのがおすすめです。
- 保護:水仕事をする際は、手袋を着用しましょう。爪が割れやすい場合は、爪を保護するベースコートを塗るのも良いでしょう。
- 栄養:バランスの取れた食事を心がけましょう。爪の主成分であるタンパク質や、ビタミン、ミネラルなどを積極的に摂取しましょう。
- 爪切り:爪を切る際は、深爪をしないように注意しましょう。爪の角を丸くすると、引っかかりにくくなります。
- 観察:日頃から爪の色や形を観察し、変化に気づけるようにしましょう。
私も、お風呂上がりに爪の保湿を欠かさないようにしています。
ちょっとした時間ですが、自分の体と向き合う大切な時間になっています。
最後に
今回は、爪の変化から読み取れる健康サインについて解説しました。
爪の変化は、体からの大切なメッセージです。
気になる変化があれば、自己判断せずに、早めに専門家に相談しましょう。
健康な爪は、健康な体の証です。
日頃から爪のケアを心がけて、健康な毎日を送りましょう。
免責事項:この記事は一般的な情報提供を目的としており、医学的なアドバイスを提供するものではありません。爪の変化が気になる場合は、必ず専門家にご相談ください。

